ペンギン守れ 鳥インフル対策でネット設置、一部は屋内に 愛媛・とべ動物園

香川県の養鶏場で鳥インフルエンザが相次ぎ発生しているのを受け、愛媛県立とべ動物園(砥部町)は9日、ペンギン舎に、野鳥の進入を防ぐための防鳥ネットを設置した。
園では鳥インフル発生が明らかになって以降、鳥と触れ合える「バードパーク」を閉鎖し、モモイロペリカンなど一部の鳥は屋内鳥舎に収容する対策を取った。前田洋一園長は「ネットを張った状態での観覧になるが我慢してほしい」と話している。他の鳥舎についても順次ネットを設置する。
一方、県は100羽以上の鶏やキジを飼育する133農家を対象に消石灰の配布を始めた。全体で約5000袋(1袋20キロ)を10日までに配る予定という。【遠藤龍】