東京・新橋の公園で生後まもない女児の遺体が見つかった事件で、死体遺棄容疑で逮捕された母親の無職北井
小由里
( さゆり ) 容疑者(23)(神戸市)が警視庁の調べに、「子どもがいたら就職活動が不利になると思った」と供述していることがわかった。警視庁は11日に北井容疑者を殺人容疑で再逮捕し、詳しい動機を調べる。
捜査関係者によると、北井容疑者は昨年11月3日午後、東京・羽田空港の多目的トイレで、出産したばかりの女児の口にティッシュペーパーを詰め込んだ上、首を手で絞めて殺害した疑いが持たれている。
当時、兵庫県内の私立大学の4年生で、就職活動のため神戸空港(神戸市)から上京していた。航空会社の客室乗務員を志望していたという。女児の死亡後、遺体を紙袋に入れて公園に運び、土中に埋めたとして、死体遺棄容疑で今月1日に逮捕された。