高松市でペット関連施設を営む会社社長の父親を殺害したなどとして、殺人や死体遺棄・損壊罪に問われた林田崇被告(30)(高松市香南町西庄)の裁判員裁判で、地裁は13日、懲役14年(求刑・懲役18年)を言い渡した。近道暁郎裁判長は「犯行態様は悪質。動機を大きく酌むことはできない」などと述べた。
判決によると、林田被告は昨年10月30日、父親の昭さん(当時70歳)と自宅兼会社事務所で口論となり、昭さんが持っていた金づちを奪い取って後頭部を3回ほど殴って殺害。焼却炉で燃やし、骨片などを袋に入れてゴミとして出した。
近道裁判長は、犯行前にインターネットで証拠隠滅などに関連する語句を検索していたことなどから、昭さんの言動から憎しみを募らせ、事件の前には殺害を意識していたと指摘。犯行直前に昭さんに金づちを突きつけられ、「お前が会社に入ってから、一体何をしてくれたんや」と言われたことがきっかけになって、殺意を抱いたと認められるとした。
また、漂白剤で血痕を拭き取ったり、失踪を偽装したメッセージを送信したりしていたことに触れ、「徹底した隠滅工作を行った」と指摘した。