大阪府立大と大阪市立大が統合し、令和4年度に開学する「大阪公立大学」の英語表記をめぐり、大阪大の西尾章治郎総長は16日、「混乱が生じることは明らかで、両大学の未来に大きな障害となる」と述べ、改めて再考を求める意向を示した。
英語名称を「Osaka University」とする阪大に対し、大阪公立大は英語名称を「University of Osaka」に決定。阪大側は、これまでも2つの表記がいずれも阪大の英語表記として海外で使用され、留学生や海外の研究者に混乱を招くと指摘している。
国内では静岡、島根、高知、長崎で、それぞれ国立大と公立大が同様の英語表記となっている。ただ西尾総長によると、この4県の国立大と公立大では同じ名称の学部が存在しない。阪大と大阪公立大では9学部・研究科で名称が一致するとし「50年、100年と混乱が続くことになる。大阪の高等教育全体の重要な課題だ。粘り強く働きかけていきたい」と述べた。