都交通局職員、母名義の無料券で不正乗車の疑い、警視庁が逮捕 数年間使用か

身体障害のある母親に発行された無料乗車券を使って都営地下鉄で不正乗車を繰り返したとして、警視庁蔵前署は19日、埼玉県草加市吉町3、東京都交通局職員、富田和義容疑者(52)を電子計算機使用詐欺容疑で逮捕した。同署は、富田容疑者が数年間、同様の手口で不正乗車を繰り返していたとみて調べる。
逮捕容疑は2019年9月1~26日、母親名義のIC式「都営交通無料乗車券」を使って都営地下鉄に17回にわたって不正乗車し、運賃計3360円の支払いを免れたとしている。「母の無料乗車券を持っていただけ」と容疑を否認している。同年9月26日に都営浅草線蔵前駅の改札で不審な動きをしていたことから駅員が110番し、母親の無料乗車券を所持していたため蔵前署が任意で事情を聴いていた。
同署によると、障害者向けの無料乗車券は3年ごとに更新手続きが必要だが、富田容疑者が母親の障害者手帳を持参して代行していたとみられる。
東京都交通局は「職員が逮捕されたことは遺憾。捜査の状況を踏まえ、厳正に対処する」とコメントした。【安達恒太郎】