千葉・鋸南町の被害「局地激甚災害」に指定へ

台風15号の影響による千葉県の大規模停電について、東京電力パワーグリッドは21日、停電が午前0時現在で13市町計約8400軒になったと発表した。1万軒を下回り、千葉市と館山市は復旧した。ただ、一部の住宅では、電柱からの引き込み線の断線などで停電が続いている可能性がある。
県のまとめでは、家屋被害(20日現在)は計1万115棟(全壊41棟、半壊426棟、一部損壊9648棟)に増加した。全市町村から報告があったが、集計途中の自治体も多く、さらに増える見込みだ。

政府は20日、台風15号を含む8~9月の暴風雨被害について、激甚災害に指定する方針を固めた。指定されると、地方自治体による農地などの復旧事業に対する国の補助率がかさ上げされる。
安倍首相は20日の閣僚懇談会で、指定に向けた準備を進めるように指示し、「一刻も早く電気や水が行き届くよう復旧作業に全力を挙げる」と強調した。
さらに、武田防災相は記者会見で、中小企業の被害が多かった千葉県

鋸南
( きょなん ) 町の被害を「局地激甚災害」に指定し、被災企業の事業再建に向けた資金確保の支援も行う考えを示した。
これに関連し、総務省は20日、千葉県内の16市9町に対し、11月交付分の普通交付税の3割に当たる計67億5000万円を繰り上げ交付することを決めた。交付は24日付。