新型コロナウイルスの影響で業績が悪化した個人事業主らを支援する国の持続化給付金をだまし取ったとして、埼玉県警は25日、東京都渋谷区の会社役員、安藤王男(きみお)容疑者(56)と横浜市栄区の無職、林優太朗容疑者(21)ら3人を詐欺容疑で逮捕したと発表した。県警は両容疑者が約130人分の申請に関わり、少なくとも約100人分計約1億円の不正受給を指南した疑いがあるとみて実態解明を進める。
他に逮捕されたのは埼玉県本庄市の私立大生、岩上翔吾容疑者(21)。逮捕容疑は6月、岩上容疑者が知人を介して勧誘した同市の男子大学生(21)を個人事業主と装い、虚偽の申請書類をオンラインで提出し、大学生の口座に現金100万円を振り込ませ、だまし取ったとしている。県警は認否を明らかにしていない。
大学生は「報酬をもらえる」と誘われ、安藤容疑者の会社で申請に必要な免許証などを撮影されたという。岩上容疑者の知人が、振り込まれた現金を運搬中に県警の職務質問を受け、発覚した。【平本絢子、中川友希】