菅首相は26日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、田村厚生労働相ら関係閣僚に対策の強化を指示した。感染拡大地域の保健所が人手不足に陥っている場合、現地に派遣する保健師らを増やす方針だ。そのための要員をこれまでの600人から倍増し、1200人体制とする。
首相は指示後、首相官邸で「この3週間が極めて重要な時期だ。マスクの着用、手洗い、3密の回避と、感染拡大防止の基本的な対策にぜひ協力を頂きたい。みなさんと一緒に乗り越えていきたい」と国民に呼びかけた。
感染拡大で、飲食店に営業時間短縮を要請する自治体が相次いでいる。首相は「時間短縮に協力してくれた全ての店舗に対して、国としてしっかり支援をしていきたい」と強調した。
政府の新型コロナ対策分科会は観光支援策「Go To トラベル」事業で、出発地も一時停止の対象に加えるよう提言している。西村経済再生相は26日の記者会見で「
真摯
( しんし ) に受け止めないといけない。観光庁とも連携してどういった対応が取れるか検討したい」と述べた。
国内の新型コロナウイルスの感染者は26日、山梨、高知両県を除く45都道府県と空港検疫で計2504人が確認された。1日当たりの感染者が2000人を超えるのは4日ぶり。
死者は大阪府12人、北海道7人、東京都と神奈川県で各3人など計29人だった。厚生労働省によると、重症者は前日比34人増の410人で、初めて400人を上回った。