茨城県や日立市が目指しているかみね動物園(同市宮田町)へのパンダ誘致の機運を高めようと、市は、「ジャイアントパンダ誘致推進会議」を設立した。同日、市役所で設立総会を開き、会長を務める小川春樹市長は「日立にパンダが来れば劇的に人の流れが変わると思う。県北地域の活性化のために、皆の力を合わせて取り組みたい」と期待を寄せた。
誘致推進会議は市、市議会のほか市内の企業、各種団体などの代表ら約30人で構成する。今年度初めに設立する予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響でずれ込んだ。
今後は市民の機運醸成を目指し、専門家による講演会や写真展などを開催したり、関連商品の開発・販売を促進したりする。また、AR(拡張現実)を活用したスマホ用のアプリの準備を進めていて、JR日立駅からかみね動物園までの経路をスタンプラリー形式で結び、パンダの映像や生態などを紹介するという。
パンダ誘致を巡っては、昨年6月に県などが「いばらきパンダ誘致推進協議会」(会長・大井川和彦知事)を設立。同11月に大井川知事や小川市長らが中国を訪問し、パンダ誘致の要望書を手渡した。今年1月には市内の経営者らにより、民間レベルで誘致活動を後押しする「パンダ招へいを応援する会」も発足している。【田内隆弘】