切手1億3300万円分を着服か 容疑の元郵便局員を大阪府警が逮捕

廃棄予定だった1億3300万円分の切手を着服したとして、大阪府警は1日、堺中郵便局(堺市中区)の元総務部長、川崎泰祐(やすひろ)容疑者(56)=大阪市港区=を業務上横領の疑いで逮捕した。府警は、保管されていた大量の切手を川崎容疑者が勝手に持ち出し、金券ショップで換金したとみている。
逮捕容疑は2017年9月~18年6月、局内で保管されていた1000円切手13万3000枚(1億3300万円相当)を着服したとしている。認否を留保しているという。
府警捜査2課によると、切手は17回にわたって埼玉県内の金券ショップに郵送され、売却代金として1億2179万円が川崎容疑者の口座に振り込まれていた。20年7月に国税局の調査で発覚し、日本郵便は11月に懲戒解雇して府警に告訴していた。
切手は、大量に郵便物を送る顧客があらかじめ切手などで料金相当額を支払う「料金別納制度」で納められて保管されていた。消印を押して細断される前に持ち出されたという。
日本郵便では18年度にも、東京都内の郵便局の元職員2人が同様の手口で大量の切手を換金して5億4000万円を得ていたとして、懲戒解雇されている。同社は「信頼を裏切り深くおわびします」としている。【堀祐馬、沼田亮】