滋賀県警や地域防犯団体による歳末特別警戒が1日、始まった。日本中央競馬会(JRA)の通算最多勝利記録を持つ武豊騎手が特別警戒本部長に任命され、「地域の連帯感、絆を強めて、自分たちの町を守る思いを胸に頑張りましょう」と訓示した。武さんは県内で幼少期を過ごしており、県民にも人気があることから、県警は高い啓発効果を期待している。
歳末特別警戒は1日から2021年1月3日まで。12月10日までは事件事故防止のための啓発活動に力を入れ、11~31日は飲酒運転などの取り締まりを重点的に実施。1月1~3日は交通事故と雑踏事故の防止活動を行う。
この日、大津市打出浜の県警本部で、本部と大津署合同の出動式が行われた。来賓の三日月大造知事や、県警幹部、防犯ボランティアら約50人が参加。県警の滝沢依子本部長は「県民が安全で安心な新しい年を迎えられるよう、持てる力を最大限発揮してほしい」と訓示。三日月知事が「官民で力を合わせてよい年を迎えられるよう頑張りましょう」と激励した。
出動式の後、報道陣の取材に応じた武さんは「滋賀県で育って、仕事も栗東市を拠点に行っていて、一番安心できる思い入れの強い土地で本当大好きな県。少しでも犯罪や事故がなくなって安心に暮らしてほしい」と話した。また、競馬で追いかけられるのと(前方の馬を)捕まえるのはどっちが好きかと問われ、「追いかける時はしっかり捕まえたいです。でもスピードを出すのは馬だけにしていただければ」と話した。【菅健吾】