「川崎市ふれあい館」に在日コリアン脅迫はがき 元市職員に懲役1年の実刑判決

日本人と外国人の交流施設「川崎市ふれあい館」に在日コリアンを脅迫するはがきを送ったなどとして、威力業務妨害罪に問われた元川崎市職員、荻原誠一被告(70)=同市川崎区=に対し、横浜地裁川崎支部(江見健一裁判長)は3日、懲役1年(求刑・懲役2年)の判決を言い渡した。
荻原被告は同館や小中学校などに出した脅迫はがきで、在職中に恨みを持っていたという元同僚の名前を差出人にしていた。江見裁判長は判決理由で「元同僚の評価を下げることを意図するあまり、施設や利用者への影響を一顧だにしなかった」と指摘。「他人の利益を考慮しようとしない態度は見過ごせない」として、実刑判決が相当とした。
判決によると、2019年11月~20年2月、ふれあい館に「ふれあい館を爆破する。在日韓国人をこの世から抹殺する」などと記載したはがきを送ったほか、県内と都内の学校9校に爆破予告などの脅迫状を送った。【池田直】