「中を開けるのが待ち遠しい」はやぶさ2のカプセル、相模原のJAXA施設に到着

日本の小惑星探査機「はやぶさ2」が小惑星リュウグウから地球に届けたカプセルが8日午前、相模原市の宇宙航空研究開発機構(

JAXA
( ジャクサ ) )の施設に到着した。運用責任者の津田雄一・プロジェクトマネージャは、「本当にうれしい。中を開けるのが待ち遠しい」と語った。
はやぶさ2が宇宙で分離したカプセルは6日、豪州ウーメラの砂漠地帯に着地し、現地に派遣されたチームが回収した。カプセルを入れたコンテナはチャーター機で羽田空港に空輸。コンテナを入れたトラックが8日午前10時半頃、JAXA相模原キャンパスに到着した。
豪州で実施した簡易的な分析で、カプセルの中からガスが検出された。石などに含まれる有機物から出ている可能性があり、国内の研究施設でリュウグウ由来のものかどうか詳細に分析する。
JAXAは今月下旬までにカプセルのふたを開け、試料の有無などを確認する。半年かけて採取量などを記録し、来年6月頃に本格的な分析が始まる見通しだ。
リュウグウの石には、生命の材料となる有機物や水が含まれているとみられる。今後の分析で、太陽系の進化の歴史や生命の起源などの手がかりが得られると期待されている。