「民意に反した工事許せない」 辺野古土砂投入2年 海上から抗議

米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古への県内移設計画で、政府が辺野古沿岸部に土砂の投入を始めて2年となった14日、移設に反対する約50人が海上での抗議活動を展開した。カヌーや船に乗って「美(ちゅ)ら海を守れ」「土砂投入するな」などと書かれたプラカードを掲げ、「民意に反した工事は断じて許せない」と抗議の声を上げた。
海上からは、クレーンや土砂運搬船のほか、工事を加速するために12月に防衛省が導入した土砂蓄積用の大型船が確認できる。
抗議活動に参加した沖縄県南城(なんじょう)市の牧師、島しづ子さん(72)は「何もなかったところにコンクリートの壁ができ、がっかりだ。沖縄の自然を破壊し尽くそうとしている。見過ごすことはできない」と話した。
政府は現在、辺野古沿岸部にある米軍キャンプ・シュワブの南側の海域で埋め立て工事を進めている。一方、東側の埋め立て予定海域には広い範囲で軟弱地盤が確認され、20年4月に地盤を改良するための設計変更を県に申請した。県は審査手続きを進めているが、最終判断は越年することが確実。移設に反対する玉城(たまき)デニー知事は承認しない考えで、設計変更を巡っても政府との間で法廷闘争になることが予想される。【竹内望】