和歌山県警の元警視の男性らから現金300万円を脅し取るなどしたとして、恐喝と恐喝未遂の罪に問われた和歌山市、無職の被告の男(69)の初公判が14日、地裁(小坂茂之裁判官)であった。男は起訴事実について、脅迫の文言の一部を否認した。
起訴状によると、男は昨年12月、「この辺に住めやんようにしたるぞ」などと元警視とその妻を脅し、和歌山市内の自宅で現金250万円を受け取ったとされる。また、今年4~7月には、「(元警視の)当時の部下にも迷惑が及びかねない」といった内容を記した封書4通を元警視とその妻に送りつけ、50万円を受け取ったほか、9月にも現金を脅し取ろうとしたとされる。
検察側は冒頭陳述で、男が生活費に困り、以前、元警視に金を貸したことに乗じて脅したと主張。一方、弁護側は恐喝罪などの成立は争わないとしたが、罪状認否で男は、起訴状に記述されている文言の一部について、「言っていない」と否認した。