新型コロナの軽症・無症状者向け宿泊療養施設で、療養中だった50歳代男性が急性気管支肺炎で死亡したことについて、神奈川県の黒岩知事は15日の定例記者会見で、県の対応に問題があったとして陳謝した。療養者の安否確認の回数を増やすなどの改善策を実施するとともに、弁護士や医師らによる第三者委員会を設置して検証も行う考えを示した。
県によると、男性は死亡前、施設の定期健康観察で血液中の酸素濃度が低く、医師の診察が必要な基準だったが、診察は行われなかった。連絡がつかなくなってから看護師らが居室を訪れるまで約4時間かかっていたことも判明している。
知事はこれらを踏まえ、▽宿泊施設や自宅での療養者に県職員が午前・午後に1回ずつ電話で安否を確認し、確認が取れない場合は直ちに看護師らが訪問する▽療養者が自ら測った血中の酸素濃度が基準より低い場合は医師が確認する――などの改善策を説明した。