手術中に大量出血し1年後に死亡、医療ミス認め病院側に8200万円支払い命令

広島市立安佐市民病院で2015年、自営業男性(当時48歳)が手術中に大量出血して意識不明となり、約1年後に死亡したのは医療ミスが原因として、遺族4人が病院を運営する市立病院機構を相手取り、計約1億500万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が22日、広島地裁であった。谷村武則裁判長は医療ミスを認め、計約8200万円を支払うよう病院側に命じた。病院側は控訴する方針。
判決によると、男性は重症筋無力症と診断され、15年11月に胸腺を摘出する内視鏡手術を受けたが、執刀医が誤って静脈を傷つけて出血、16年10月に死亡した。谷村裁判長は「静脈の根元を切り離した医師の過失行為により大量出血が生じ、後に死亡に至った」と認定した。
同病院の土手慶五院長は「判決に驚いている。医療行為は適切だったと考えている」とコメントした。