吉川元農相の議員辞職願、衆院議長が許可…事実上の引責との見方

自民党の吉川貴盛・元農相(70)(衆院北海道2区)は22日午前、議員辞職願を大島衆院議長に提出し、許可された。自らの健康上の問題を辞職の理由としているが、現金授受疑惑を受けた事実上の引責との見方が出ている。
辞職は国会閉会中のため本会議ではなく、大島氏が許可した。これにより公職選挙法に基づき、来年4月25日に北海道2区の補欠選挙が行われる。
吉川氏を巡っては、2018年10月~19年9月の農相在任中に、大手鶏卵会社「アキタフーズ」(広島県福山市)の前代表から現金計500万円を受け取っていた疑いがあり、東京地検特捜部が調べている。
吉川氏は自民党二階派所属で当選6回。菅内閣発足に伴う人事で、自民党選挙対策委員長代行に就任したが、今月2日に辞任していた。現在は慢性心不全などの治療のため入院中で、21日には「議員としての職責を果たすことが難しい」として辞職の意向を表明した。