大型連休を前に、多くの観光客やレジャー客が集まるとみられる神奈川県内の海岸や水辺には、立ち入り自粛を求める看板が設置された。
鎌倉市の材木座海岸には、「近隣の方を除き海岸への立ち入りはお控えください」などと書かれた看板が立てられた。近くの主婦(37)は「県外から多くの人が海岸に来ると不安を感じるのでありがたいが、どこまで効果があるか疑問」と話した。
藤沢市は、江の島周辺の駐車場や駅などに密集回避を呼びかける看板8枚を設置。看板には江の島の混雑状況がわかるサイトのQRコードを載せた。
相模原市でも、相模川と道志川の河川敷計3か所が閉鎖された。相模川沿いの市営キャンプ場は受け入れ人数を定員の7割に制限し、飲酒の自粛を求める。
同市中央区の高田橋近くでは、市職員らが河川敷へのゲートを閉じ、立て看板を設置した。橋周辺にアユ釣りで訪れるという横浜市旭区の男性(65)は「バーベキューでは酒を飲んで大声を出す人も多い」と閉鎖に理解を示す。一方、近くに住む男性(61)は「閉鎖は大げさすぎるのでは」と話していた。