東京外国語大「午後から入試」 異例の直前変更「昼食は学外で済ませて」

新型コロナウイルス感染拡大を受け、東京外国語大(東京都府中市)は、来月25日に控えた2021年度入学の前期試験の一部を変更すると発表した。英語の問題数と試験時間を減らし全体の試験開始を午後からに繰り下げた。地方から試験日に上京し、日帰りできる受験生を増やし、会場で受験生が一斉に昼食を食べる状況を回避するのも目的だという。この時期の入試方法の変更は異例とみられる。
6日に発表した。今回の入試は、例年全学部に課す英語のスピーキング試験を2学部で見送るなど、コロナ対策の変更をすでにしていた。ただ、昨年12月の感染拡大を受け、改めて試験内容の変更を検討していた。
新たな変更では、2月25日の前期試験で英語の問題数を減らし、試験時間も150分から90分に短縮する。全体の試験開始時間も午前10時から午後1時に繰り下げた。3月12日の国際社会学部の後期試験(小論文)も午前10時~正午を午後1時半~3時半とする。「なるべく昼食は済ませた上で来学を」と呼びかけている。
ただ、前期試験の英語の配点は300点満点のままで、これまで課していたどの種類の設問を減らすのかは「非公開」(同大広報)だ。「なるべく感染リスクを減らすための対応」と説明している。
一方、早稲田大は6日、「早稲田大学への受験を考えている方々へ」と題する田中愛治総長のメッセージを公式サイトで発表した。試験会場となる教室の換気設備を入れ替えるなど万全な感染防止策の準備をしている。「緊急事態宣言の発出後も、コロナの感染状況の急激な変化が起きない限りは、本学は基本的には上記の方針を堅持します。ただし、万が一の場合に備えて、常に本学のホームページに注意してください」とアナウンスした。
16日から始まる大学入学共通テストについて文部科学省は、緊急事態宣言下でも予定通り実施すると発表している。【尾崎修二】