北陸を中心に降り続いた記録的な大雪で、県内の主要道路で長時間にわたって立ち往生や渋滞が相次いでいることについて、新田八朗知事は13日の定例記者会見で、除雪車を出す前に想定を超える積雪に見舞われるなど「情報収集体制が脆弱(ぜいじゃく)だったことは否めない」と述べ、問題があったことを事実上認めた。除雪体制について今後、検証するという。
県道などの除雪を終える見通しについては、進捗(しんちょく)状況をつかめていないとして「いつまで完了とは現時点では申し上げられない」と述べるにとどめた。
7日ごろから強い雪が降り続いた影響で、北陸3県では北陸道や東海北陸道、国道8号に交通が集中。13日時点でも県内主要県道の渋滞が続く。富山市中心部では車道の除雪が追いつかず、路面電車の線路内を車が走行して交錯しており、SNS上では「除雪の初動の遅れが渋滞に拍車を掛けた」との批判が相次ぐ。
新田知事は会見で、7日に大雪への警戒を開始するなど「県としては適時適切な体制を取り、順次拡充してきたことはご理解いただきたい。緊張感を持った対応をしてきた」と釈明した。
週末の16、17日は大学入学共通テストが予定されることから、新田知事はそれまでに交通の混乱を解消できるよう、県警や、路面電車を運行する富山地方鉄道との3者で協議中と明らかにした。【砂押健太】