東日本大震災の被災地でも17日、阪神大震災の犠牲者を追悼する催しが行われた。
福島県郡山市では、被災者支援に取り組むNPO法人「ハートネットふくしま」のメンバーら約30人が、「1・17」の形に並べたろうそく約500本に火をともし、発生時刻の午前5時46分に神戸市の方角に向かって1分間黙とうした。
阪神大震災の翌年から毎年行っており、今年は新型コロナウイルス対策で実施された各地の追悼会場をウェブ会議システム「Zoom(ズーム)」でつなぐ取り組みにも参加し、郡山市の様子を配信した。吉田公男理事長(64)は「今年は東日本大震災から10年。それぞれの震災の記憶を風化させないためにも交流を続けたい」と語った。
津波で甚大な被害を受けた岩手県陸前高田市では、神戸市の「1・17希望の
灯
( あか ) り」から火が分けられた震災モニュメント「3・11希望の灯り」に向かい、住民ら約20人が発生時刻に合わせて花束を供えて黙とうし、犠牲者の
冥福
( めいふく ) を祈った。津波で自宅が流された新沼薫さん(96)は「同じ日本人として阪神の犠牲者にも哀悼の意を表したかった」と話した。