同居の母親を殺害容疑 無職の67歳逮捕 自宅に父親の遺体も 熊本県警

熊本県警宇城署は19日、同居する母親(90)を殺害したとして、同県宇城市不知火町御領、無職、内山正光容疑者(67)を殺人容疑で逮捕した。「親に対するうっぷんがたまっていた」と容疑を認めている。自宅で90代の父親の遺体も見つかり、内山容疑者は「首を絞めて殺した」と殺害を示唆する供述をしている。
逮捕容疑は、17~18日の間、自宅で母悦子さんの首を手で絞めて殺害したとしている。内山容疑者は「ベッドで寝ている母親に馬乗りになって、上から押さえつけるようにして首を絞めた」と供述している。
同署によると、18日午前11時15分ごろ、自宅を訪ねたヘルパーがベッドであおむけで倒れている悦子さんを発見し、119番した。救急隊員が悦子さんの隣で毛布を掛けて寝かされた父親の遺体を見つけた。父親の遺体に目立った外傷はなかった。同署は2人の死因を調べている。
内山容疑者は両親と3人暮らし。17日午前0時半ごろ、パジャマ姿で「夫がいない」と近所を裸足で歩いていた悦子さんを住民が保護し自宅に送り届けた際は父親もいたという。しかし、同午前9時過ぎ、デイサービス施設のスタッフが悦子さんを迎えに行った時は悦子さんと父親には会えず、内山容疑者が「今日は行けない」と断ったという。翌日にヘルパーが自宅を訪れ、事件が発覚した。
施設の看護師は「悦子さんは穏やかな人柄の良い人だった。いつも輪投げや塗り絵などのレクリエーションを楽しんでいた。送り迎えの時に会う旦那さんもニコニコして優しそうな人だった。2人とも亡くなったと聞いて信じられない」と話した。【栗栖由喜】