広島県福山市は20日、福山城(福山市丸之内)の
筋鉄
( すじがね ) 御門(国重要文化財)と
鐘櫓
( かねやぐら ) (市重要文化財)にひっかき傷計9本が見つかったと発表した。21日にも福山東署に被害届を提出する。
岡山城(岡山市)でひっかき傷が見つかったとの報告を受けて市が調べ、19日午後2時頃に確認。筋鉄御門の門扉を支える柱などに9~22センチの傷が7本、鐘櫓の引き戸に24、47センチの傷が2本見つかった。先が少し丸いコインのような物でひっかいたとみられる。
福山城は1622年に築かれた。筋鉄御門は福山城本丸に入る正門で、京都にあった伏見城から移築されたと伝わる。
福山城博物館職員が16、17日に行った点検では、異常は見つからなかったという。城は午後10時~翌午前6時まで閉門されるが、筋鉄御門は常時近づける。市は夜間の見回りは行っており、被害を受け、日中の見回りも始めた。
同様の被害は松山城(松山市)と高知城(高知市)でも確認されている。