米穀の卸売業者らでつくる「東尾張食糧販売協同組合」(名古屋市守山区)の資金を着服したとして、愛知県警守山署は26日、同組合の経理担当だった名古屋市天白区の無職の男(60)を業務上横領容疑で逮捕した。着服額は数億円に上るとみられている。
発表によると、男は昨年4~5月、インターネットバンキングを利用して、自らが管理していた組合の預金口座から、東京都内の金融機関で男以外の名義で開設された口座に計154万円を振り込んで着服した疑い。「間違いありません」と容疑を認めている。
組合は1951年に約80店の業者で設立。共同で仕入れや販売を行い、男は98年から経理を担当していた。昨年5月に組合の解散が決まり、清算手続きをする中で、男が着服を打ち明け、組合が同署に相談していた。
元役員の男性は取材に「投資話に乗せられて出資していたようだ」と話している。