愛知県知事リコール 不正疑惑で高須氏が会見 「不正を指示したこと全くない」

愛知県の大村秀章知事の解職請求(リコール)を巡る署名活動の不正疑惑で、「愛知100万人リコールの会」の会長を務めていた美容外科「高須クリニック」の高須克弥院長が4日、県庁で記者会見し、「不正を指示、黙認したことは全くない」と主張した。
県選挙管理委員会に提出された署名は必要な法定数約86万人に対し約43万人分だったが、県選管はこのうち83%にあたる約36万人分について「有効と認められない」とする調査結果を公表。同じ人が書いたと疑われる署名が90%、選挙人名簿に登録のない署名が48%、活動の受任者が選挙人名簿に登録されていないケースが24%とし、県選管は地方自治法違反容疑での刑事告発を検討している。
高須院長は「無効票が出るのは想定の範囲内だが80%は変な話。少し不明瞭でも無効票にできる」と述べ、署名簿が戻ってくれば、専門の鑑定士に依頼し自ら調査する意向を明らかにした。また、選挙人名簿に登録のない署名については「いたずらとしか思えない。私が活動を続けることへの妨害だ」と述べた。
高須院長に同席した同会の田中孝博事務局長は、署名者や受任者の要件のチェックについて「確認するのは失礼で信用せざるを得なかった」と説明し、事件化され事実が明るみに出ることを望んだ。【太田敦子】