コロナ感染者、入院時に重症の場合の死亡率 「がん」がある人は42%、「糖尿病」は18%に

慢性呼吸器疾患や固形悪性腫瘍(がん)など基礎疾患がある人が新型コロナウイルスに感染した場合、死亡リスクが高い傾向にあるという調査結果が4日、東京都のモニタリング会議で報告された。国立国際医療研究センターの大曲貴夫国際感染症センター長が同会議で示した。
昨年11月までに発症した都内の感染者のうち3646人について分析。入院時に新型コロナ感染症が重症だった場合、固形悪性腫瘍では42%、慢性呼吸器疾患では41%、心疾患では37%、脳血管疾患では27%が死亡。症例は少ないが、「重症腎疾患または透析」では半数が死亡した。糖尿病は18%、高脂血症や高血圧、気管支喘息の死亡率は10%前後。基礎疾患がない場合は3%だった。
入院時に軽症だった場合、死亡率は固形悪性腫瘍が14%、脳血管疾患が13%、心疾患が10%。大曲氏は「入院時に軽症でも死亡するリスクが高い傾向にある」と述べた。病気を抱えている人は特に警戒が必要だ。