蓮舫氏、「多様性再認識」強調の組織委コメントにツッコミ「『私ども』ではなく、『森会長』でしょう」

立憲民主党の蓮舫参院議員(53)が8日、自身のツイッターを更新。女性蔑視とも取れる発言を組織委の森喜朗会長(83)が撤回、謝罪したことを受け、東京オリンピック(五輪)・パラリンピック組織委員会が東京2020大会と男女共同参画(ジェンダーの平等)について、公式ウェブサイトに掲載した公式コメントに疑問を呈した。
この日、「『多様性と調和』『私どもは改めてビジョンを再認識』 組織委員会のコメントです」と組織委のコメントの一部を紹介した蓮舫氏。「『私ども』ではなく、『森会長』でしょう」と改めて、森会長自身が問題を再認識をすることを要求した。
組織委では、森会長の発言を受け、7日に「弊会の先週の森会長の発言はオリンピック・パラリンピックの精神に反する不適切なものであり、会長自身も発言を撤回し、深くお詫びと反省の意を表明致しました。『多様性と調和』は東京大会の核となるビジョンの一つです」とした上で「私どもは、改めてビジョンを再確認し、引続き、人種、肌の色、性別、性的指向、言語、宗教、政治、障がいの有無など、あらゆる面での違いを尊重し、讃え、受入れる大会を運営します。ビジョンを追求しながら、多様性の調和、持続可能性、復興に重きを置き、大会後の社会の在り方にもレガシーを残すように取り組んで参ります」とのコメントを発表している。