漫才師・東京丸さん死去 74歳 「チャチャンチャチャン チャンチャン」ナイツ紹介で再注目

漫才コンビ「東京丸・京平」の東京丸(あずま・きょうまる、本名・楠本賢次郎=くすもと・けんじろう)さんが1月30日に心不全のため亡くなっていたことが8日、分かった。享年74。長期療養中だった。所属の落語芸術協会が発表した。葬儀は既に近親者で執り行われた。
俳優業を経て、1972年10月に東京平(あずま・きょうへい)とコンビを結成。89年に漫才協団(現・漫才協会)の13代真打ちとなる。スピード感あふれる漫才で活躍したが、過労で活動休止もあり、後に復帰した時には、スローテンポな漫才となった。漫才協会の後輩のナイツがテレビ番組で紹介し、再ブレイク。ネタの合間に突如として「チャチャンチャチャンチャンチャン!」というブリッジをはさむ手法は東京丸・京平が始めたと言われている。
最後の寄席出演は昨年6月10日の浅草演芸ホールだった。