原田泳幸容疑者の代官山“マック御殿”は10億円超? 妻への暴行容疑で逮捕

動機は何だったのか。自宅で妻をゴルフクラブで殴ったなどとして、警視庁に暴行の疑いで逮捕された日本マクドナルドホールディングス元会長兼社長の原田泳幸容疑者(72)。

原田容疑者といえば、米アップルコンピュータ日本法人の社長やベネッセホールディングス会長兼社長を歴任するなど「プロ経営者」として知られ、現在でも経済誌のインタビューなどに度々登場。経営者としての心構えや、社員の能力を引き出すコツなどを説いている。

そんな「プロ経営者」の生涯獲得賃金は数十億円はくだらないだろう。どんな豪邸に住んでいるのか。日刊ゲンダイ記者が訪ねると、やはり“マック御殿”は予想通り、大豪邸だった。

若い女性の憧れの町である東急東横線の「代官山」駅から徒歩で7~8分。3階建ての建物が原田容疑者の自宅だ。登記簿を確認すると、土地面積は約346平方メートル(約100坪)。建物は2017年3月に新築したばかりで、薄茶色の高い壁に囲まれた邸宅はまるで、昨年2月に米アカデミー賞で4冠に輝いた韓国の「パラサイト 半地下の家族」に出てくる経営者宅と外観がそっくりだ。約126平方メートル(約38坪)の「地下室」があり、ふと、使用人の親族が密かに住んでいるのではと思ってしまった。一体、“パラサイト御殿”ならぬ“マック御殿”はどのくらいの価格なのか。

地元の不動産業者に聞くと、「一般論」と前置きした上で、こう言った。

「代官山の土地の公示価格は1坪あたり600~700万円。100坪なら土地代だけで6億円以上するでしょう。ただ、それは、あくまで公示価格に基づいた値段であって、実際の取引価格はもっと高いと考えるの自然です。そもそも、代官山に限らず、都内で100坪という大きな土地がまとまって売りに出されるのは稀です。ということは、土地購入後に3~5分割して販売しようと考えていた不動産業者や個人よりも高い値段を示して土地を購入したと考えるべき。私は、土地だけで10億円以上かかっていると思いますね」

「パラサイト」に出てきた社長家族の最期は哀れだったが、原田容疑者の家族はそうならないよう祈るばかりだ。