先行接種、対象者の副反応を公表へ…1万人以上を追跡調査

1万人以上の医療従事者を対象にした新型コロナウイルスワクチンの先行接種が、あす17日に始まる。接種による副反応について、厚生労働省は先行接種の対象者からの報告を週1回公表することを決めた。一般の接種でも大規模な調査を実施する。安全性に関する情報を迅速に提供し、国民が安心して接種できるようにするのが狙いだ。
先行接種で使われるのは国内初の承認を受けた米製薬大手ファイザー製で、原則3週間あけて2回接種する。国内外の臨床試験をもとにした添付文書によると、副反応として腕の痛みが84%、疲労感が63%、頭痛が55%の人にみられた。ほとんどが軽症で数日で治まるが39度以上の発熱など重い症状も報告されている。
医療従事者への先行接種は、全員の健康状態を追跡する研究調査として行う。対象者は2回の接種ごとに1週間ずつ、体温や接種部位の痛み、疲労感などについて日誌に記録。その後も体調の変化があれば報告し、専門研究班がデータを分析、厚労省が週1回公表する。接種後の新型コロナへの感染率なども調べる。