福岡5歳児餓死事件 ママ友が1000万円超を搾取した異常すぎる洗脳生活

とんでもないママ友に出会ったばかりに人生を狂わされ、大事な幼子まで失ってしまった。

昨年4月、福岡県篠栗町で当時5歳だった碇翔士郎ちゃんが十分な食事を与えられず、死亡した事件。翔士郎ちゃんを餓死させたとして、母親の碇利恵(39)と知人の無職、赤堀恵美子(48)の両容疑者が2日、保護責任者遺棄致死の疑いで県警に逮捕された。翔士郎ちゃんは死亡時、体重わずか10キロで同年齢の平均の半分程度しかなく、亡くなる直前まで10日間連続で水しか与えられていなかった。

2人が知り合ったのは2016年4月。お互いの子供たちが通う幼稚園で意気投合し、ママ友になった。赤堀容疑者から「あなたの夫が浮気している」と嘘を吹き込まれた利恵容疑者は、その言葉を信じ込み、夫と離婚。この頃から、利恵容疑者は赤堀容疑者に洗脳されていく。

赤堀容疑者は、3人のシングルマザーとなり、子育てに悩む利恵容疑者の気持ちを利用。頻繁に自宅マンションを訪れ、子供たちの面倒を見るなど一家を手なずけ、精神的に支配していった。生活費を管理するうちに家計まで握ると、「元夫の浮気調査費」「離婚裁判費用」などと適当な理由をつけ、児童手当や貯金など約200万円をダマし取った。

「赤堀容疑者は利恵容疑者に『子供が太っていたら、元夫との裁判に勝てない。慰謝料や養育費を取れない』と言って、わずかな食料を4人で分けるよう指示していた。上の子2人は小学校の給食で何とかしのいでいたが、利恵容疑者と翔士郎ちゃんはみるみるやせていった。発覚を恐れた赤堀容疑者は、児童相談所の職員が訪問した際も『(利恵容疑者は)うつ病です』『対人恐怖症だから』と言って会わせないようにしていた。翔士郎ちゃんが幼稚園を休みがちになると、幼稚園も辞めさせています」(捜査事情通)

■お経や音楽を大音量で…

利恵容疑者は体調を崩し、19年10月から生活保護を受けることになった。月20万円前後の収入があったが、すべて赤堀容疑者に取り上げられ、週に数回、米やパン、菓子などを与えられるだけ。生活は困窮し、おかゆを作って家族4人で分け合ったこともあったという。家賃や光熱水費の滞納が続いても、赤堀容疑者はダマし取った生活保護費を、自分の服やブランド品などの買い物に使っていた。

利恵容疑者一家と同じマンションに住む住民がこう振り返る。

「お母さん(利恵容疑者)とはエレベーターで何度か会いました。先月見た時も覇気や存在感が感じられず伏し目がちでオドオドしているというか、疲れ切った様子でした。いつも1人だったので、お子さんがいることも知りませんでした。(赤堀容疑者は)マンション近くの大型スーパーで買い物をしているのをよく見かけました。ごく普通の主婦が買い物している感じでした。昨年4月、事情を聴きに来た警察の話によると、部屋でお経とか音楽を大音量で流していたみたいです。ちょっと異様な雰囲気だったそうですよ」

利恵容疑者は翔士郎ちゃんが亡くなった後も金をむしり取られ、車を売らされ、まんまと1000万円以上ダマし取られても、洗脳から覚めることはなかった。