宮城県警は4日、2月に東松島市野蒜で見つかった白骨化した遺体が、東日本大震災で行方不明になっていた同所の奥山夏子さん=当時(61)=と判明したと発表した。東松島市で震災による行方不明者の遺体が見つかったのは、2012年8月以来約8年半ぶり。
県警によると、2月17日、野蒜にある会社の海岸付近の敷地内を歩いていた同社関係者が、地表面に頭蓋骨のようなものを見つけ県警に通報。県警が捜索し、埋もれていたほぼ全身の白骨化した遺体が見つかった。歯型やDNA型鑑定の結果、4日に身元が判明した。
奥山さんの息子は県警に対し、「母が見つかり大変うれしい。見つけてくださった方に感謝したい。私自身気持ちに整理をつけ、前を向くことができる」と話したという。
県によると、津波で大きな被害を受けた東松島市では、震災関連死を含め1132人が死亡、23人が行方不明となっていた。
[時事通信社]