谷脇氏、山田前広報官は調査対象 違法接待疑惑、総務相の会食不明

総務省は10日の参院予算委員会で、NTTからの違法接待疑惑で総務審議官を更迭された谷脇康彦氏=官房付=に関し、退職後も継続して調査対象になるとの見解を示した。本人による同意が条件で、谷脇氏は調査に応じると表明した。総務省はこれとは別に、第三者委員会でも検証する方針で、辞職した山田真貴子前内閣広報官の在職期間中も対象だと説明した。
武田良太総務相は、自身がNTTから接待を受けたかどうかを問われ「疑念を抱かれるような接待、会食に応じたことは一切ない」と述べたが、NTTとの会食の有無は答えなかった。野党は反発して審議が紛糾。予算委は質疑を残したまま散会した。