専門学校生に大麻を譲り渡したとして、大阪府警は11日、藤井寺市の建設作業員の男(40)を大麻取締法違反(譲渡)容疑で逮捕したと発表した。男を通じて、八尾市内のダーツバーの客ら未成年の12人に大麻が販売されていたとみられ、府警は、うち8人について同法違反(所持など)の疑いで摘発している。
発表では、男は昨年10月上旬、自宅で、専門学校の男子生徒(18)に乾燥大麻1袋を譲渡した疑い。男は「大麻を譲り渡したことはない」と容疑を否認し、男子生徒は「(男から)40回くらい買った」と供述しているという。
男は昨年8月までバーを経営。府警は同10月、大麻を持っていたとして建設作業員の少年2人を逮捕し、入手先を調べたところ、男の関与が浮上したという。