悠仁さまが北九州市「子どもノンフィクション文学賞」で佳作

北九州市は12日、市が主催する「第12回子どもノンフィクション文学賞」中学生の部で、秋篠宮ご夫妻の長男悠仁(ひさひと)さま(14)=東京・お茶の水女子大付属中2年=が第2位に当たる佳作を受賞されたと発表した。
市や宮内庁によると、作品は「小笠原諸島を訪ねて」と題した旅行記。夏休みの課題として書き、学校を通じて応募した。小学5年だった2017年に小笠原諸島を紀子さまと共に訪問した際に触れた豊かな自然や、その後の島の住民との交流について、400字詰めの原稿用紙19枚につづった。
賞は09年に創設された。12回目の20年度は国内外から小学生の部に260編、中学生の部に97編の応募があった。現在は、児童文学作家の那須正幹(まさもと)さん▽ノンフィクションライターの最相葉月さん▽俳優で作家のリリー・フランキーさん――が選考委員を務める。悠仁さまの作品について、那須さんは「島の自然や島民との触れあいが丁寧に描かれ、作者の素朴な感動が伝わってくる」と評した。
大賞は、小学生の部がドイツ在住の小学5年、チャケ・レオンさんの「ぼくのファミリエンバウム(家系図)」、中学生の部が東京都多摩市立諏訪中2年、平家和志さんの「葬儀のススメ」だった。市によると、悠仁さまは20日にオンラインである表彰式への出席を予定している。【浅野翔太郎、伊藤和人】