栃木の山火事、発生23日目ついに鎮火宣言…ハイカーの火の不始末原因か

栃木県足利市は15日、

両崖山
( りょうがいさん ) (251メートル)の山火事が鎮火したと発表した。火災発生から23日目の鎮火宣言となった。
市によると、1日の鎮圧宣言後は消防が山中に入り、残る火を消す作業などを続けた。4日に3か所で白煙を確認し、消火作業を実施。その後は白煙は見つからず、15日、県の防災ヘリで上空から最終確認を行い、地上からの見回りでも火の気がないことを確認したという。
山火事について市は、山頂付近のハイキングコースにある休憩所付近から出火したとし、原因はハイカーによる火の不始末の可能性を指摘。8日には県警と消防による実況見分が行われ、県警が火元や原因を調べている。
この日、市役所で記者会見した和泉聡市長は鎮火まで長期間かかった点について、「市街地が近いため、念には念を入れて確認をしたため」と説明。消火作業が長期化した点を踏まえ、今後、水槽車や高圧ポンプなど消火に必要な資機材を充実させる考えを示し、山中で喫煙などを禁止する条例を制定する意向も表明した。和泉市長は「罰則も視野に入れて検討したい」と述べ、年内の条例制定を目指すとした。
また、入山を規制していた周辺のハイキングコースは17日から規制を解除し、入り口で注意喚起するチラシを配り、啓発を行う。
今回の山火事では約106ヘクタールの山林や神社が全焼。けが人や住宅に被害はなかったが、一時305世帯に避難勧告が発令された。