小池百合子都知事、新型コロナ感染者「どこかでポーンと跳ね上がることを懸念」

東京都の小池百合子知事(68)は16日夕、都庁で記者団の取材に応じ、21日を期限に首都圏1都3県に発令中の緊急事態宣言に関して、「今さまざまな分析をしております」と述べ、解除や再々延長については言及しなかった。
小池氏は「いずれにしてもこの状況で残念ながら下げ止まっている。そして、もう経験しているが、どこかで(新規感染者数が)ポーンと跳ね上がることを懸念しております」との現状認識を示し、「そうならないように、都としてPCR検査や変異株の分析、医療提供体制の確保を徹底して強化できるように進めている」と語った。
宣言解除を巡っては、神奈川県の黒岩祐治知事が15日に、「解除の方向が、いいのではないか」との認識を示した一方で、埼玉県の大野元裕知事は、「解除の要請を行う段階にはない」と言及。千葉県の森田健作知事は16日に、「国が判断することだ」と指摘した。首都圏首長の足並みが乱れる中、小池氏は態度を明確にしていない。
東京都はこの日、新型コロナウイルスの感染者が新たに300人確認されたと発表した。先週火曜日(9日)の290人を上回り、8日連続で前週の同じ曜日の感染者数を上回った。感染者数の直近7日間平均は289人で、前週(261・7人)の110・4%となり増加に転じた。