福岡県
篠栗
( ささぐり ) 町で5歳男児が餓死し、母親と知人の女が保護責任者遺棄致死容疑で逮捕された事件で、知人の女が男児の死亡直後、母親に捜査が及んでいるかどうかを確認するため、母親に毎朝メールを送るよう指示していたことが、捜査関係者への取材でわかった。福岡地検は23日、母親と知人の女を保護責任者遺棄致死罪で起訴する見通し。
発表では、母親の
碇
( いかり ) 利恵(39)、知人の赤堀恵美子(48)両容疑者は、碇容疑者の三男・
翔士郎
( しょうじろう ) ちゃんに食事を与えないなどし、昨年4月18日に死亡させた疑い。
捜査関係者によると、赤堀容疑者は翔士郎ちゃんの死亡直後、碇容疑者に「あなたはいずれ逮捕される。逮捕されたかどうかがわかるように、(逮捕されていなければ)毎朝、『おはよう』とメールして」と指示していたという。碇容疑者は指示に従ってメールを送っていた。
赤堀容疑者は、トラブル解決などの名目で碇容疑者に金銭を要求。碇容疑者は生活保護費などから約1200万円を渡したとみられる。碇容疑者一家は赤堀容疑者が差し入れる食料で生活していたが、翔士郎ちゃんは死亡前月、食事を2週間以上与えられなかった。
赤堀容疑者は当初、県警に「赤堀
優菜
( ゆうな ) 」の偽名を使い、年齢も偽っていた。任意の聴取では、「(碇容疑者に)収入がなく、子に食事もさせられていなかったので、食事を持っていってあげていた」と説明していた。
碇容疑者は容疑を認め、赤堀容疑者は否認しているという。