近大教授が3200万円不正か=医療品会社の請求書偽造、私物購入疑い

近畿大(大阪府東大阪市)は25日、医学部法医学教室の男性教授(66)が、医療用機器販売会社(大阪市)名義の請求書や領収書を偽造し、近大から少なくとも約3200万円を不正に受領した疑いがあると発表した。2017~20年度の75件で不正が疑われるという。近大は府警への刑事告訴を検討している。
近大によると、教授が「立て替え払いした」として大学に提出した販売会社名義の請求書や領収書に、偽造された同社の社印が押されるなどしていた。
販売会社の50代の元社員は近大の調査に「教授の指示で社印を偽造した」などと説明。納入していない医療用品の代金領収書のほか、ゴルフ用品や冷蔵庫など、教授の私物を購入したのに、医療用品を納入したように見せ掛けた偽の請求書を教授に渡したことも認めた。同社には11年以降、教授の私物を購入した記録が残っていたという。
今月末の教授の定年退職を前に経理書類を確認して発覚した。教授は私的利用した携帯電話3台の通話料など計約90万円を近大に請求していたことを認めたが、その他の不正を否定。ゴルフ用品などについては、「サービスの一環と思っていた」と話しているという。
[時事通信社]