勤務していた福岡県直方市の高齢者施設で入所者の頭にトイレ用洗剤を吹きかけたなどとして、飯塚区検は29日、同県福津市の男性介護士(40)を暴行罪で飯塚簡裁に略式起訴した。飯塚簡裁は同日、罰金30万円の略式命令を出した。
命令などによると、介護士は2019年7月、直方市内の高齢者施設に入所していた男性(当時90歳)の頭にスプレー型のトイレ用洗浄剤を噴射して吹きかけた他、同年9月、看護師として勤務していた同市内の病院で、男性入院患者(当時72歳)の下半身を介護用尿取りパッドの上からつかんだ。また、20年8月には、同病院で、男性入院患者(当時89歳)の口付近に注射器で高温の液体を吹きかける暴行を加えた。いずれも、患者らにけがはなかった。
直方署によると、同署が別の事件の捜査で押収した介護士のスマートフォンから、液体をかける様子などを撮影した動画を発見し、暴行容疑で逮捕。介護士は同署の調べに「むしゃくしゃしていた」と容疑を認めていた。【成松秋穂】