鹿児島県奄美市は、市内で27日に開かれた東京五輪の聖火リレーで沿道の交通整理などを担当していた市職員2人が新型コロナウイルスに感染していたと明らかにした。
同市によると、2人は20歳代と30歳代の男性。26日以前に、ほかの同僚2人と計4人で同市内の接待を伴う飲食店を利用した。この店の関連では、市職員2人を含めて9人の感染が確認されており、県は29日、クラスター(感染集団)と認定した。
2人は27日の日中、聖火リレーの車両の誘導や沿道での交通整理などを行っていた。ともに同日夜から28日にかけて発熱などの症状が出て、その後、陽性が確認された。市によると、業務中はマスクを着用していたという。