自衛隊の山崎幸二・統合幕僚長と米軍制服組トップのマーク・ミリー統合参謀本部議長が1日、ハワイで会談し、東シナ海などで強引な海洋進出を繰り返す中国を念頭に、一方的な現状変更の試みに日米で断固として反対することで一致した。
統合幕僚監部によると、会談では、インド太平洋地域の情勢などについて意見交換を実施。日米安全保障条約の下で、沖縄県・尖閣諸島などを巡る日本の防衛について、米国の「揺るぎないコミットメント(関与)」を再確認した。
山崎統幕長は、米インド太平洋軍司令官の交代式に出席するためにハワイを訪れていた。4月30日には現地で開かれた日米韓の制服組トップの会談に臨み、北朝鮮の核・ミサイル開発に関する情報を共有し、連携を強化することで一致した。