資産家殺害、夕食に覚醒剤混入か 胃から検出、計画的可能性も

「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家野崎幸助さん=当時(77)=を2018年に殺害した容疑で逮捕された元妻須藤早貴容疑者(25)が、野崎さんと2人きりで夕食を取っていたことなどから、県警がこの際に覚醒剤を混入し摂取させた疑いがあるとみていることが3日、捜査関係者への取材で分かった。事件が計画的だった可能性があるとみて調べている。
捜査関係者によると、須藤容疑者は逮捕後の取り調べに、淡々とした様子だという。
野崎さんは18年5月、自宅で急性覚醒剤中毒で急死。解剖の結果、致死量を超える覚醒剤が胃の内容物から検出された。