18日に東京警察病院(東京都中野区)から逃走し、窃盗容疑で27日に逮捕された韓国籍の金※基(※サンズイに元)容疑者(64)が身柄を確保された際、逃走時とは異なる服を着ていたことが同日、警視庁捜査3課への取材で分かった。同課は、金容疑者が何らかの方法で服を調達したとみて、逃走経路や協力者の有無などを調べている。
同課によると、金容疑者は身柄確保時、黒色のTシャツにハーフパンツ姿で、ポリ袋に衣類を入れて持っていた。同病院から逃げた際には白色のTシャツを着ていたという。
金容疑者は18日午前6時45分ごろ、病院から逃走。捜査関係者によると、路線バスを乗り継いで練馬区内へ向かい、タクシーや知人の車を使って都外へ出たとみられる。同日夜はJR川崎駅(川崎市)前のカプセルホテルに宿泊したという。
20日朝には、名古屋市内の薬局で現金数万円が盗まれる事件が発生。付近の防犯カメラに金容疑者と似た男が映っていたことなどから、同課は同一人物の可能性があるとみている。
[時事通信社]