群馬県警高崎署に出頭した少女(19)が差し出した紙袋には、ビニール袋に包まれた乳児の遺体が入っていた。出産直後の男児の遺体を遺棄したとして、同署などは1日、ともに前橋市の飲食店従業員の少女と、交際相手の関臣人(おみと)容疑者(21)を死体遺棄容疑で逮捕した。遺体に目立った外傷はなく、県警は2日に司法解剖して詳しい死因を調べる。
同署によると、少女は3月26日未明、関容疑者の自宅トイレで男児を出産。関容疑者に相談したが、2人は男児の扱いに困り、ビニール袋に入れたという。少女は31日、別の住宅で同居する母親と高崎市内の病院を訪れた後、同署に出頭した。
関容疑者の自宅周辺は、閑静な住宅街。近くの女性(83)は「近所付き合いは全くなかったが、事前に相談してくれれば」と、男児の死を悼んだ。
一方、関容疑者を知る近所の女性(70)は「(関容疑者が)高校生の時、『おはようございます』と元気よくあいさつしてくれた」と振り返り、別の女性(58)は「ちょっとやんちゃだったけれど、良い子だった。事件を起こすような子には全く見えない」と驚いていた。【菊池陽南子、川地隆史】