ひょっとして本気なのか。自民党の二階俊博幹事長が、また「不信任案が提出されたら解散だ」とブチ上げた。
4日放送されたBSテレ東の番組で、「会期末だろうがどこだろうが、内閣不信任案を出してきたら直ちに衆院解散だ。国民に信を問う」と明言。
菅首相と詰めた話はしていないが、意思疎通はできていると強調し、「明日でも結構だ」と言い放った。
二階幹事長は、先月29日にも「不信任案なら解散だ」「いつでもどうぞ」と、野党を牽制したばかりだ。
「たて続けに解散を口にしているのは、二階さんに逆風が吹いている裏返しでしょう。最近は、菅首相と距離があるとみられ、党内からも強引な党運営に対して不満の声が噴出している。菅政権を誕生させた時の威光は消えつつあります。解散をチラつかせることで求心力を保つつもりでしょう。解散が近いとなれば、選挙を仕切る幹事長への求心力は強まりますからね。ただ、このコロナ禍だけに、さすがに二階さんも解散があるとは本気で考えていないでしょう」(政界関係者)
しかし、その一方、二階幹事長が解散を口にしたこともあり、「野党が不信任案を提出したら菅首相は解散するのではないか」という見方も流れはじめている。安倍前首相の周辺から「菅首相のオリンピック花道論」が流布されはじめたからだ。
「安倍さんは、周囲に『五輪までは菅ちゃんを支えなきゃ』と漏らしているそうです。自分が招致した五輪だから成功させたいのでしょう。しかし、逆に言うと、五輪が終わったら支える気はないということです。要するに、“五輪花道論”、五輪後の“菅降ろし”です。パラリンピックの閉会式は9月5日。すぐに自民党の総裁選がはじまる。菅首相が解散に踏み切る本命は、五輪後が一般的ですが、案外、隙間がない。もし、五輪後、党内から『総選挙は新総裁で行うべきだ』という声が噴出したら、菅首相は解散するのが難しくなる。五輪後の“菅降ろし”を防ぐとしたら、6月までのこの国会で解散するしかありません」(自民党関係者)
政権の終わりが近づいているということか。