女性「30万円入金を」…コンビニ店長が振込先に確認の電話「詐欺と確信」

詐欺被害を未然に防いだとして埼玉県警川越署は8日、川越市内のコンビニエンスストアの男性店長(58)に感謝状を贈呈した。
同署によると、3月29日夕、同店を訪れた川越市の女性(70歳代)が電話しながら店内の情報端末を操作しているのを店長が不審に思い声をかけた。
女性が「30万円を入金したい」と話したため、店長は振込先の電話番号を教えてもらい、入金内容の確認の電話をかけた。仮想通貨取引業者のサポートセンターを名乗る男が出たが、会社名や担当者を名乗らなかったため、詐欺だと確信し、同署に通報した。
感謝状を受け取った店長は「この店でお客様に嫌な思いをしてほしくない。日頃から詐欺には気をつけていた」と話した。
同署管内では今年、特殊詐欺被害が4月7日時点で19件(前年同期比12件増)発生し、県内の警察署でワースト2位。同署は4月から署員11人からなる対策チームを設置し、警戒を強化している。小川英規署長は「コンビニでの詐欺被害は多く、本当にありがたい」と感謝していた。