宮本武蔵と巌流島で決闘した佐々木小次郎の慰霊祭が10日、山口県下関市彦島迫町5の彦島八幡宮で開かれた。前田晋太郎市長ら約40人が参列し、409年前の「巌流島の決闘」で敗れた小次郎の冥福を祈るとともに、航海安全などを祈願した。
慰霊祭は、今年で19回目。武蔵と小次郎の決闘は1612(慶長17)年4月13日にあったとされ、毎年この時期に巌流島にある舟島神社で例祭と共に催されている。今年は、新型コロナウイルスの感染防止のため、参拝客の人数を減らし、渡船の必要のない彦島八幡宮内で規模を縮小して開催した。
午前10時に神事が始まると、おはらいを受けた参列者が、玉串を順に奉納していった。彦島八幡宮の柴田宜夫宮司は「新型コロナで大変な時期。(流派を生み、新しい道を開いていった)佐々木巌流(小次郎)から学び、それぞれの立場でもう一度学んでほしい」とあいさつ。地元の彦島自治連合会の二見勝敬会長は「昨年は新型コロナの影響で宮司と2人のみの神事だったが、今年は皆で無事に行えた」と笑顔を見せながら話した。【大坪菜々美】