北海道内では10日、新型コロナウイルスの感染者が新たに116人確認された。1日当たりの新規感染者が100人を超えるのは2月4日以来、約2か月ぶり。死者は札幌市の70~80歳代の男女2人だった。変異ウイルスに感染した疑いのある感染者も20人判明した。
札幌市では93人が感染し、約2か月半ぶりに90人以上となった。市保健所によると、このうち20人が9日に発生した医療機関のクラスター(感染集団)の関係者で、このクラスターの感染者は計32人となった。市保健所の担当者は「クラスターが全体の感染者数を押し上げている面がある。市全体として増加傾向にあるのか分析するため、動向を数日間、注視する必要がある」と話している。
一方、旭川市では7人が感染した。このうち3人は、これまで従業員2人の感染が確認されていたカラオケ設備のある飲食店で働いており、市はクラスターと認定した。
同市では今月に入り、スナックやカラオケ教室など、カラオケに関するクラスターが6件発生した。マスクを外して歌っていた患者もいたといい、複数の患者が、幾つかの店舗を出入りする中で感染が広がった。重症化リスクの高い高齢者が多く、1日時点で9%だった市内の病床使用率は、10日には50%まで上昇している。
市は危機感を強めており、9日夜には、西川将人市長が市中心部のカラオケスナックなどを訪れ、感染予防を呼びかけた。